突然立てなく

2011-1-193.jpgいつも尻尾を振って駆け寄ってくるはずが、なぜだか今日はやってこない。
腰を下ろしたまま顔だけを向けてこちらを見つめている・・その子は、椎間板ヘルニアになっていました。
「ヘルニア」という言葉はよく耳にしますね。椎間板ヘルニアとは「椎間板(背骨の間にあるクッションのような働きをするもの)」が老化して変形し、
外に突き出たり、椎間板内のゼリー状の「髄核」が押し出されたりする状態をいいます。
特に胴が長く肢の短い犬種(ダックスフント、W.コーギー、ビーグルなど)がなりやすい傾向にあり、これらの犬種は、骨の構造上脊椎への負荷が大きいのです。
また、体重の重い大型犬のゴールデン・レトリバーなどにも多くみられます。
主な原因として、急な階段の頻繁な上り下りやソファーなど高い場所から跳び下りた時、遊びの最中にフローリングの床で滑ってしまった時などが挙げられます。
また、抱き上げる際に犬の前肢を掴んで持ち上げたり、降ろす際に途中で手を離して跳び降りさせるなどの行為も危険です。
老犬では加齢による骨の変性も起こってくるため特に注意が必要です。
肥満になると体重により背骨に負担がかかるため椎間板ヘルニアになりやすくなります。
今回の子はソファーから飛び降りた際大きな負担がかかりヘルニアになってしまいました。
激しい痛みを伴い、歩行が困難になる椎間板ヘルニアはとてもつらい病気です。
愛犬のために日ごろから気にかけてあげましょう。
早めに気づいてあげられれば、それだけ治療も軽いもので収まります。
症状としては、散歩中に時々足がもつれたり、歩き方がぎこちなくいつもと違っている、また抱こうとした時に痛がったり嫌がったりする。
このような愛犬の変化に気づいたらひどくなる前に獣医さんに行きましょう。
できる限り階段は抱っこをしてあげる、滑りやすい床であればマットを敷いてあげる、ソファーや椅子に跳び乗り降りをさせない。
また、体重を考え食事制限をしてあげることも大切です。
少し気を付けてあげるだけでヘルニアになる確率をグンと減らすことができます。
犬種によってなりやすい病気は様々、しっかりと把握しておくことはとても大切です。

(スタッフ 渋谷校)