偽妊娠

2011-1-177.jpg妊娠していないのに、まるで妊娠したかのような状態になることを、『偽妊娠(ぎにんしん)』 あるいは『擬似妊娠(ぎじにんしん)』と言い、犬ではよく見られます。この偽妊娠は、交尾はしたけれども妊娠しなかった場合の他、交尾をしなかった場合にも起こり、一度も交尾を経験したことのないメスにも起こります。
症状としては実際の妊娠犬と同じように、発情が終わった後の一時的な食欲減退やつわり、乳房や腹部が膨らむなどがあり、中には出産間近の母犬がするような巣作り行動や陣痛のようないきみと
その後の母乳の分泌、オモチャやぬいぐるみ相手の子育て行動まで見られることもあります。
症状は実際の犬の妊娠・出産とほぼ同じプロセスを同じ日数でたどりますので、長い場合には、発情後2ヶ月近く偽妊娠の状態が続きます。
(母乳の分泌が見られる場合は、さらに2週間ほど続きます)
犬の偽妊娠はあくまでも黄体機能が長期間継続するための、ホルモン・バランスによるものです。
一度起こると何度も繰り返す事が多く、繰り返す犬は年齢と共に卵巣や子宮、乳腺の病気の発生率が高い為、卵巣、子宮摘出手術を
お勧めします。
日々の愛犬の健康状態を把握し、より快適な生活を送れる様にしましょう。

(スタッフ 渋谷校)