バリ島


2010-158.jpg犬を飼育する上で義務化づけられている日本の狂犬病ワクチン接種。

1957
年以来、国内での狂犬病の感染はありません。
また、2007年の厚生労働省の資料によると、狂犬病清浄地域と指定されているのは日本、台湾、グアム、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイ諸島、フィジー、アイルランド、英国、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンと、少数の国です。
狂犬病とは一切無縁だったバリ島は、2008年大流行から島に蔓延しつつある狂犬病のワクチン接種を、撲滅に向けて今後6ヶ月以内に最低でもバリ島全体の犬の70%に、接種の実施を目指しています。現在、島全体でワクチン未接種の犬は、約40万匹と推定されています。現地の方によると、首輪をしている犬は接種済みだとか…しかし、ほとんどの犬が首輪をしていないのが現状だそうです。
ワクチン接種を受けていない犬がほとんどのため、いったん流行すると一気に拡大する恐れがあります。狂犬病は犬だけに恐ろしい病気ではなく、感染した犬に噛まれた人間も発症し、即座に治療を受けなかった場合の致死率はほぼ100%という恐ろしい病気です。その結果、何百人ものバリ島の人々が命を落としています。(公式発表では2008年以降の死亡数は98人)
バリ州政府は、島全体を覆い尽くす勢いで拡がっている狂犬病に対し、ワクチン接種を行うプログラムを正式認可したと発表をしました。
ワクチン接種プロジェクトが実行可能となったのは、オーストラリア政府海外支援プログラムが約37万個のワクチンを寄付し、国際動物福祉基金も財政的貢献という形で寄与しています。
これから、バリ島へ旅行などに行かれる方は、ワクチンを接種したほうが安全といえるでしょう。

 

(スタッフ 須田)