タヌキの疥癬症


2010-10.jpg寒いからと言っても油断は禁物です。

犬や猫と同じ様に野生動物にも疥癬症があります。
先日、全身の毛が抜け落ちガリガリに痩せ、吐血をして死んでいるタヌキを見ました。
後日には、親子3匹のうち親2匹が同じ様に全身に毛がなく、他にも同じようなタヌキを見かけた人がいました。
私が住む埼玉県西部の環境管理事務所に問い合わせをした所、やはりその近辺からの報告を何件か受けたとの事です。
ペットから感染したものなのか、元々自然界のものなのかはわからないようです。
ひとつ言えることとして、人間の勝手な自然破壊によってタヌキは生息場所を失い、生息密度が高まり、ゴミや餌付けのために集合することによって、接触機会が増し感染リスクが高まった状況があるとありました。
確かに、数年前から住宅建設で自然がかなり失われてきています。
感染したタヌキは脱毛し、皮膚がかさぶたにおおわれ、象の皮膚のようにがさがさになります。
さらに重症になると、失明をしたり、運動障害のため、餌をとることができず、衰弱し死んでしまいます。
見るも哀れなこの姿には大変悲しくなりました。
そして、この疥癬症は人や犬にも感染する恐れがあり、激しい痒みを伴います。
冬の寒い時期だからと安心していましたが、愛犬の為にも疥癬にはダニ予防を続けた方がいいことを痛感しました。

 

(スタッフ 須田)